長い8月が終わろうとしています。遅い梅雨が知らぬ間に開けて、 去年の恐怖に比べればマシと言いながら猛暑に喘ぎ、 盆踊りの夜はなんと大雨に祟られました。散々だった8月お盆月です。
大蓮寺では、4日の新ぼとけ合同供養会に始まり、棚経、施餓鬼、 地蔵盆、さらに永代供養墓・自然の集いで締めくくります( お葬式が2件)。その間、幾度回向を繰り返したか、 僧侶ならば当たり前のことですが、 改めて自分の役割を痛感します。
大蓮寺では、4日の新ぼとけ合同供養会に始まり、棚経、施餓鬼、
季節感が失われました。同様に生老病死の感覚も、 清潔感だけが際立って、陰影に乏しく、 パサパサと乾燥した触感しかありません。今、 生きているのか死んでいるのか。今、夏なのか、秋なのか。 一年はクリスマスやバレンタインや、 キラキラしたイベントで続いているわけではありません。
酷暑の中をヘルメットの僧侶がスクーターで駆け抜けます。
死者がこの季節の主人公だとしたら、