本堂大屋根工事進捗のご報告

(2018年03月12日 更新)

 既報の通り、大蓮寺本堂屋根改修工事が進んでいます。そもそもはお寺の老朽化による漏水で、表面の銅板がさび付き、穴が開いているのが原因です。特に増築部分の屋上防水が壊れており、防水機能をなしていない状態でした。表面的な模様がえでは対応できず、根本的な防水のやりかえや銅板の葺きかえが必要となり、合わせて本堂・梵鐘ともに柱の色の塗り直し等の作業を行う予定です。何かを壊して作り変えることはなく、あくまでも今のお寺の雰囲気を活かしながらの工事となります。

 3月12日現在は、まさに銅板の葺きかえ作業を行っている最中です。4月28日の法然上人御忌法要に間に合わせるため、工程では3月中に工事を終える予定ですが、天気の都合もあって2週間ほどの予備日を設けています。

 また、これまでの本堂屋根の緑青の色は、数年かけて自然におこる独特のさびによって生まれるものです。工事が終わって当初は、銅メダルのような派手な色に仕上がりますが、時間の経過とともに徐々に成熟した色合いに変わっていきますので、どうかご安心ください。