ある日のご案内の中で・・・

2019年10月31日

10月のとある日に、女性の方からお電話があり、過日、大蓮寺の様々なタイプの永代供養墓のご見学にお越しになられました。

当日は女性の方だけでなく、息子さん、そして息子さんのお父様でもあるパートナーの男性の方も御一緒にお越しになられました。まずは、ともいき堂にある共念を見学頂きました。

当山の九月に行いましたおてら終活祭で、「お戒名のワークショップ」をしたことについてもお話をしていましたら、その男性の方から、やはり「亡くなる前に戒名を授かりたい」と言う言葉が出てきました。そして、自分で眠る場所も自分で決めたいから、と仰って、少し階段のある大蓮寺の墓地の一番上の自然をご覧になられたところ、「自然の緑多いところで『ミニ墓石』が素敵だな~。」と。前に俗名で後ろにお戒名を入れることも大変喜んでいただきました。

その男性の方は、自分のお葬式のこともしっかりとお考えで、お寺でのお葬式を執り行いたいこと、そして、今の仕事場の方がお越しになるかもしれないので、ちゃんとお通夜のお斎(お食事)のことまでを奥様とご相談になっておられました。

その様子をじっと、そして、しっかりと見つめてお聞きになっていた若い息子さんのお姿が大変印象的でした。きっと、息子さんには、お父さまが遺されたい供養や弔いの形に対するお気持ちがしっかりと伝わったことでしょう。秋の一日の素敵な時間でした。