秋晴れのなか、上町台地の麓でご納骨式を行いました。

2020年11月26日

連休中そして本日と、自然納骨堂「縁」のご納骨式が続いております。
風は少し冷たいですが、よいお天気に恵まれ、暖かい日差しのなか執り行うことができました。

かつての大阪は、ほとんどが海だったのですが、大蓮寺墓地の背景から隆起している上町台地だけはずっと陸地でした。
上町台地から見た、夕陽の沈む様子が素晴らしく、西方浄土を目指して拝む「日想観」という文化も根付いてきました。
自然納骨堂「縁」も、西の方角を向いているお墓です。

ご納骨式で、ともにお念仏を唱えながら、残されたご家族の想いを垣間見ることができ、有難い気持ちになります。
お墓のご改葬を行われたご家族は、「肩の荷がおりました。本当に安心しました。」と感謝をお伝えくださいました。
また、病を抱えながらも足をお運びいただき、しっかりと最後までお勤めくださったご家族もいらっしゃいました。

大切な方は、きっとお浄土にいかれて、ご家族と再会する日を楽しみに待っていてくださいます。
私たちも、そのことを胸に、一日一日を生きてまいりましょう。
お寺では、お墓をお守りし、日々のご供養に勤めてまいります。