「祈り」は心のケア

2021年06月04日

今日はあいにくのお天気ですが、日中はだんだんと汗ばむ季節となってきました。いよいよ夏の到来ですね。

先日も、大蓮寺本堂にてお勤めに参加させていただきました。大蓮寺は470年の歴史をもつお寺ですが、本堂に座りご本尊の阿弥陀様に向かっていますと、その歴史のさらに向こう側にある、遠い遠い年月や空間の広がりのようなものを感じてきます。

永代供養墓では、宗派を問わずに色々なご縁から仏様をお迎えしていますが、大蓮寺は浄土宗のお寺でございますので、当寺でのご供養は浄土宗のお作法にて行います。「南無阿弥陀仏」というお念仏を最も大切にしているのが浄土宗なのですが、ある学者さんが言われていたのは、この「祈る」「念じる」ということは、自分で自分にできる手軽で効果的な「心のケア」なのだそうです。

お寺や神社、教会などの宗教施設に足を踏み入れるだけで心が和むと感じる方は少なくないのではないでしょうか。さらに本堂に向かって「今日はうまくいきますように」「早く治りますように」「○○さんをよろしくお願いします」などと祈ることで、心が落ち着いて軽くなることもあると思います。

実際に足を運べなくても、ふとした時に深呼吸して手を合わせてみるだけでも全然違うものです。
いつも自分をみていてくれる大きな存在があるということを心の片隅に置いていてみてはいかがでしょうか。