ともいき堂での回忌法要を行いました。

2021年11月21日

気づけばもう11月も終わろうとしています。これからますます寒くなっていくようですね。年末に向けてのいろいろな予定を考えはじめている方も多いのではないでしょうか。

大切な方を亡くした皆さまにとっては、寂しさの込み上げるような時期かもしれません。
家事を行うこともしんどいものですね。簡単なお鍋などで温まるのも美味しく栄養がとれていいですね。

大蓮寺では、寒くなる前にとお墓のご見学に来られる方も多く、また法要も続いております。
僧侶による読経と法話、墓前回向を勤めるのですが、はじまる前のご家族の様子と、終わってからの様子が変わることを感じます。
一番には、大切な方に向けて、残されたご家族が揃って手を合わせ念じてくださること、そのものが、皆さま自身の心を温めているのだと思います。なかには、僧侶の称えるお経にご興味を持って下さったり、法話のご感想をお聞かせいただけることもあり、有難いことだと思っています。

お寺に足を運び、法要をお勤めすることで、日々のなかの節目になるのかもしれません。
悲しさや寂しさはなくなるものではありませんし、無理になくす必要もありません。
その悲しみに少しずつでも向き合い、気づき、残りの人生を生きていく、ささやかな糧になるといいなと願うばかりです。