大阪府に緊急事態宣言が発令されました。
当面における当山のコロナ対策のご仏事について方針を定めました。

新型コロナウイルス感染症の流行が収まらず、ご心配なこととお察しいたします。みなさまには心よりお見舞い申し上げます。

さて、周知の通り、4月7日に「緊急事態宣言」が発出され、大阪府内においてはさらに強力な外出自粛の要請が出されました。現在、府の「緊急事態措置」には寺院の法務活動への自粛要請は出されておりませんが、ご法事や月参り等の日常法務でお関わりする檀家さまの多くはご高齢者様であり、基礎疾患のある方も少なくないことに鑑み、下記の通りガイドライン（指針）を取り決めましたので、ご案内申し上げます。

１．逮夜参り（月参り）について

事前にご意向をお尋ねの上、ご自宅にお伺いします。十分な対策を取っていますが、ご回向後の滞在はできるだけ短時間として、早めに失礼いたします。あらかじめ当月中止の方は早めにお寺までご連絡ください。

２．年回法要（ご法事）について

現在、お申し込みをいただいている当山（本堂利用）での年回法要については、下記の点の配慮の上、執り行う体制です。

①堂内・客殿の椅子間隔をあけて、密集状態にならないようにしています。
②法要前後に十分な換気を行い、密閉状態にならないようにしています。
③法要後の法話などなるべく控えて、長時間にならないようにしています。
④当面の間、お寺での会食は密室状態とならないようご遠慮いただきます（ご希望あればお持ち帰り用もできます）。
⑤住職、寺族は十分手指消毒を行い、読経以外はマスクを着用します。

・本来、ご法事は故人のお命日まで（以前に）実施するものですが、この事態において「延期」されることは何ら問題ありません。お寺までご相談ください。

・今後年回法要をご予定の方は、ご希望の日程で受け付けますが、今後の状況を踏まえ、先に「延期」されることもよいかと存じます。

・ご自宅で年回法要開催の場合も、上記に準じてお願いします。僧侶は公共交通機関を使用せずに伺います。

３．お葬儀について

・緊急事態宣言中のお葬儀について、通夜・葬儀・骨上げ法要まで、すべて、通例どおり、お受けさせていただきます。

・葬儀社（式場）をご利用の場合は、十分業者と対策をご相談ください。

・没後、ご自宅でお作法を勤める習わしもありますが、当面の間、ご遠慮させていただきます。

・当山でのご葬儀の場合は、指定業者阿波弥と十分ご相談ください。十分対策の上、お受けさせていただきます。

・ご希望によっては、先に荼毘に付して（火葬）、お骨をお寺に安置して、後日改めてご葬儀をされる形式もあります。お寺までご相談ください。

４．お墓参りについて

・お墓参りは、いつでもお参りいただけます。銘々に対策の上、お参りください。

５．今後について

先行き不透明で収束が見えない現状では、今後の年中行事の対策も必要と考えます。

以下の主要行事については、実施の有無を改めてお知らせいたします。また、当面の間、定例の明照浄心会は休会とします。

墓回向（６月14日）
護持会総会（６月14日）
新ぼとけ合同供養（８月２日）
盆棚経（８月６日〜15日）
うら盆大施餓鬼法要（８月19日）

５．代理回向、オンライン法要（お墓参り）について

従来からの代理回向をお勤めします。また、オンラインを活用した法要・お墓参りのシステムも必要に応じてご利用ください。

【代理ご回向について】

緊急事態宣言のしばらくは、不安なので法事ができない、お墓参りが心配という檀家さまもいらっしゃるかと存じます。ご要請があれば当山僧侶が代理でお参りさせていただきます。お墓の供花がご入用の場合は、花里まで直接ご連絡願います。花里電話06-6771-8005

【オンライン法要・お墓参り】

ご要請があれば、上記の模様を「動画」でお送りします。実際の法要の主要部分のみ短縮して（法要は15分、お墓参りは５分程度）お送りします。（QRコードとYouTubeのアプリが必要です）。その場合は、「ネット制作費」として１万円を申し受けます。詳しくはお問い合わせください。

恐れながら、オンラインのお布施はご懇志となっていますので、後日お送りする振込用紙にて、制作費とともに納めてくだされば結構です。

異例の形態ではありますが、このような事態ですので、何卒ご理解ください。

以上