当山で開催されたアートイベントが本になりました。

(2019年07月24日 更新)

2013年より6年間にわたり当山と付近にて開催されたアートイベントをまとめた「」(大阪城南保育大学総合保育研究所編著)がふくろう社から刊行されました。イベントには塔頭應典院が共同運営しており、「アートと子ども」をめぐる様々な考察とドキュメントがまとめられています。住職や副住職も寄稿しています。お寺の地域貢献として取り組んできたものですが、研究者やアーティストなど「他者」との協働により、ポテンシャルの高い一書となりました。Amazonでもお買い求めいただけます。1296円。

 

目 次
・この本のはじまりに 村上佑介 + 弘田陽介  11
・保育の内のアートと保育の外のアート  21
弘田陽介(福山市立大学准教授)
・お寺で出会う、子どもと異人  32
秋田光彦(浄土宗大蓮寺・應典院住職・パドマ幼稚園園長)
・疑いなき聴衆  33
山田千智(ピアニスト/大阪城南女子短期大学准教授)
・子どもたちに「武術」は伝わったか  35
石田泰史(武術操身法 遊武会主宰)
・サイト・スペシフィックな立体造形ワークショップの成果と課題―キッズ・ミート・アートの実践を通して―  37
村上佑介(彫刻家/大阪城南女子短期大学専任講師)
・ピアノはダンスの夢をみる  54
エメスズキ(ダンサー)
・アート、という場所  56
日高由貴(ジャズ・ヴォーカリスト/クラリネット奏者/劇団ふたごぼし)
・アートの経験  58
のぐちひろこ(画家)
・キッズ・ミート・アートの6年:『共謀人』としての子どもとアーティスト  59
小林瑠音(前應典院アートディレクター/京都造形大学非常勤講師)
・遊びをせんとや生まれけむ  65
山田 修(縄文人〈見習い〉)
・『仏笑い』とはなにか?  67
陸奥 賢(観光家/コモンズ・デザイナー/社会実験者)
・キッズ・ミート・アートという出会いの場  69
弘田陽介(福山市立大学准教授)
・母ちゃん目線のキッズ・ミート・アート  70
佐々木清子(主婦/母ちゃん/ライター)
・知らなかった世界へ  72
永原由佳(学校法人蓮光学園・パドマ幼稚園教務マネージャー)
・お寺の〈アフォーダンス〉からキッズ・ミート・アートを振り返る  73
秋田光軌(浄土宗大蓮寺副住職、應典院主幹)
・やけに夕日が美しい  80
金子リチャード(劇作家)
・色と墨と熱量と  83
中井敦子(こどもアトリエ教師/絵描き)
・お寺という空間で、大学や幼稚園と連携して子どものアートに取り組む意味~應典院のスタッフの想い~  85
齋藤佳津子(應典院・パドマ幼稚園主査)
・インタビュー
齋藤佳津子(應典院・パドマ幼稚園主査)
枠の外にあるもの、異領域とのつながりを大切にしたい  94
野村 誠(作曲家/ピアニスト)
音楽を通して新しいものが生まれてくる場に立ち会いたい  99
・子どもの造形過程における夢中とフロー体験  101
栗山 誠(関西学院大学教授)
・キッズ・ミート・アート巡り  113
門前斐紀(立命館大学等非常勤講師)
・キッズ・ミート・アート 2013~2019 カタログ  116
・おわりにかえて 弘田陽介  130