住職がエンディング産業展のセミナーに登壇しました。

(2021年06月10日 更新)

秋田光彦住職が、6月10日エンディング産業展(会場:東京ビッグサイト)の公開セミナー「お寺のおひとり様支援と弔い委任 ――おひとり様の弔いは誰がするのか?」に登壇いたしました。

おひとり様や子どものいない夫婦は、自身が亡くなった時に、弔ってくれる人、すなわち喪主がいない。そのため儀式としての葬儀が行われなかったり、遺骨が希望の場所に納骨されなかったりということが起こりやすい。おひとり様は、自身が弔われないのではないかという不安を抱えているのだ。「弔い委任」は、そうした人達の「弔い」、つまり喪主の役割を、お寺が担うための仕組みである。この座談会では、「弔い委任」を通して、お寺が地域社会で果たすべき役割を考えたい。
パネリスト:
秋田 光彦氏 浄土宗大蓮寺 住職
星野 哲氏 立教大学 社会デザイン研究所 研究員
長井 俊行氏 (一社)つむぐ 代表理事
コーディネーター:薄井 秀夫氏 (株)寺院デザイン 代表取締役

大阪からの参加ということで、今回はZOOMでのオンライン登壇となりました。大蓮寺の行ってきた「生前契約サポート」や生前個人墓「自然」を筆頭とした永代供養墓、また應典院と協働している「おてらの終活」の取り組みについてお話いたしました。
超高齢化社会を迎え、おひとりさまも益々増えていく現代社会において、孤立しがちな方々の相談窓口としてお寺ができる役割とはなにか、これから求められるお寺の姿を示唆するような時間でした。

以前より住職も何度も取り上げられてきた話題でしたが、コロナ禍において改めてその大切さと難しさに気づかされる思いがいたしました。貴重な機会を有難うございた。