シリーズ:おてら宗活塾

おてら宗活塾 第2回「宗教って、必要ですか?」

( 2019年05月16日 更新 )

日本語で「死生観」と言うように、生と死は表裏一体のものです。いかに死を迎えるかを考え、実践する終活は、いかに生きるかを考え、実践することと切り離せません。

この、おてら「宗活」塾は、應典院・終活プロジェクトの一環として、仏教の立場から生きること・死ぬことの「宗」=「おおもと、根本」を学んでいただく場としてひらくものです。浄土仏教をはじめとするおしえから、私たちがいかに今を生き切り、死ぬことができるのか。そのヒントを学び、後半はお茶を飲みながら皆で語り合います。

第2回は、秋田光軌(應典院主幹)から、「宗教って、必要ですか?」と題してお話しいただきます。

●第2回概要●
日時:2月13日(水)14時~15時半
会場:浄土宗應典院1階 研修室B
参加費:無料
ゲスト:秋田光軌(應典院主幹、彼岸寺連載「演じる仏教」執筆者)
テーマ:『宗教って、必要ですか?』
申し込み:https://goo.gl/LkCkwP(定員先着30名)

神社やお寺にお参りするとはいえ、日本人は信仰する特定の宗教を持たない、いわゆる無宗教だとよく言われます。
宗教は「危ないもの」「自分らしさや個性を奪うもの」というイメージがある方は、できるだけ距離を置いているかもしれません。
しかし、自分の生きる意味がわからなくなったとき、大切な人の死が間近に迫ったとき、本当に私たちは宗教や信仰の対象を必要としないのでしょうか?極楽浄土など、浄土仏教の死生観についても学びながら、宗教が人間の生と死にどんな役割を果たしているのか今一度考えてみましょう。

「宗教」って?

一般に、人間の力や自然の力を超えた存在、聖なるものを中心とする観念であり、またその観念に基づく教えや儀礼、組織などを備えた集団のこと。「いかに生き、死ぬか」という究極の問題に答えを与え、人生に意味を与えてくれる一方で、世界中で起きている紛争や対立の原因にもなっている。仏教は、キリスト教やイスラム教とともに世界宗教と呼ばれており、人種や民族、文化圏の枠を超えて広まっている。日本への仏教伝来は6世紀であり、キリスト教が入ってくる19世紀中頃までは最も文化に対する影響力の大きい宗教であった。

「浄土仏教」って?

特に中国や日本などのアジア圏で確立した、仏教の流れのひとつ。
「我が名を呼ぶ者はどんな悪人であっても必ず救う」という阿弥陀仏の誓願によって、いのち終わるときに極楽浄土に往生し、そこで仏と成ることを目指す。煩悩の多い人間はこの世で悟りをひらくことはできないが、修行をするのに極めて楽な国である極楽浄土において仏となり、またこの世の人々を導くために還ってくる。浄土宗においては、南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)=「阿弥陀仏に帰依します」という念仏を、生前に口で唱え続けることが最も重要とされる。