死者を思う季節。お墓で詩を読む。

(2015年08月07日 更新)

7月半ばからずっとテンパっており、何も書けないまま8月に入りました。

私の8月は恒例の新ぼとけの合同供養と、今日のこれ、「詩の学校:特別編 それから」で始まります。
8月お盆月のある日、夕闇迫る大蓮寺の墓地に分け入って、「詩の学校」の生徒たちが詩作の時間に耽るのです。面々は銘々に灯明を手に、墓碑の角に踞り、鉛筆を走らせる。聞こえてくるのは、車の呻き、虫の悲しみ、風の囁き。そこで、死者を語り、死者を嘆き、死者と共振するのです。
盟友上田假奈代さんともう10ン年続けてきた企画ですが、その間、私はガンを患い、家族を喪い、また彼女は出産と育児を経験しました。またひとつ、私たちも生死の影に近づいているのかもしれません。

これから盆棚経。がんばりましょう。
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