シリーズ:終活セミナー

2011夏 「遺族とグリーフワーク~『喪失』の時代をどう生きるか~」

若者発:グリーフコミュニティのすすめ

( 2011年06月09日 更新 )

<開会14時(閉会16時)>
高校生の時、尾角さんは母親を自死で喪いました。その体験と折り合いをつけながら、今28歳の彼女は、NPO[リブオン」代表として、グリーフにまつわる講演や研修に活躍しています。遺族サポートや自死遺児のネットワーク活動、應典院をはじめ数々の仏教寺院との協働など、直接当事者に寄り添いながら、若者の視点から、生きやすい地域づくりに向けて積極的な提言を続けています。元気な活動者である若者と、グリーフによるつながりの可能性について語り合います。編著に「こえて伝えたい〜104年目の母の日」。

講師プロフィール


2002年 都立国際高等学校卒業。2003年3月、母を自殺で亡くす。4月同志社大学に入学。 2004年から「あしなが活動」を通じて病気、自殺、戦争、テロ、津波などで親を亡くした国内外の遺児に物心両面のグリーフサポートを行う。2006年「自殺対策基本法」成立以来、自殺対策関連の講演を行う。 2008年京都JC主催「第五回京都学生人間力大賞」で「京都市長賞」受賞。2009年任意団体Live on立ち上げ、いつ、どこで、どのような形で大切な人を亡くしても、その人が必要とするサポートのある社会創りを目指して活動している。学校での「いのちの教育」、僧侶らを対象とした研修やワークショップなども行っている。編著書『102年目の母の日〜亡き母へのメッセージ〜』(長崎出版)。

開催情報

  • 開催日:2011年7月16日
  • ゲスト:尾角光美さん LiveOn代表

開催記録

「遺族とグリーフワーク」に焦点を当てたエンディングセミナーがスタート

應典院寺町倶楽部と大蓮寺エンディングを考える市民の会が共催する、毎年恒例のエンディングセミナーが今年も3回連続で開催されました。総合テーマは、「遺族とグリーフワーク~喪失の時代をどう生きるか」とし、3月に発生した東日本大震災の状況にもふれながら、喪失の悲しみとサポート、そして再生の道筋についてそれぞれのゲストが語りました。

7月16日の1回目は、應典院でグリーフタイムを主宰している、Live One代表の尾角光美さん。28歳の女性の視点から、「若者発:グリーフコミュニティのすすめ」をお話しいただきました。
自死遺族としての自身の体験や被災地でのサポート活動などにふれた後、一人称であるグリーフワークをどのように確立すべきか、そのキーワードとして、学習支援、心のケア、ソーシャルサポートの3つを挙げて、お話がありました。無縁社会といわれ、つながりが喪われた今、グリーフがこれからのコミュニティのひとつの結び目になれると予感させるものがありました。