<開会14時(閉会16時30分)>
ゲスト:井上治代さん(NPO法人エンディングセンター代表・東洋大学准教授)
(進行:遺族支え愛ネットの出口さん)
(秋田の視点)
早くから日本の家族問題として葬送の研究をされてきた井上さんは、90年代から血縁に代わる新たな結縁型の永代供養墓の普及に努めてきました。とくに、樹木葬や桜葬など、自然志向の永代供養墓は、市民中心の新しい葬送の試みとして、社会的な関心を集めてきました。同時にこれは、従来の寺と檀家という閉じた関係から、NPOが個々の市民を葬送でつなぐ斬新な転回でもありました。「墓友」とは、お墓のコミュニティに生まれる親しい人間関係。そこから、日本の遺族像も徐々に変化していくのかもしれません。人生のエンディングを起点に生まれる、新しい関係づくりを、井上さんに聞きます。
井上さんの新著は、中学生向けに書かれた「より良く死ぬ日のために」。