クリエイティブ・コミュニティ・デザイン ─ 関わり、つくり、巻き込もう ─ 紫牟 田伸子+編集部 編

劇場型寺院・應典院「つながりの場」を創設した秋田光彦住職は「私たちの社会に最初からわかりあえるものなどない。わかりあえないが、なおわかりあいたいという希望」がコミュニケーション、コミュニティの想像的創造の起点だとしている。クリエイティブ・コミュニケーション・デザインは「特定の地区の物理的な空間にどのような施設や住宅や道路を、どのように計画的に配置するか」でスタートした。そして現代に至り背景に「社会のパラダイム転換」を迎え「生活と社会全体に関わり、課題を解決したり幸福を産み出す」創造性が求められ出した。そのコンセプトに添った創造的な人づくり・まちづくりのQ&Aや実践例を通して今後のあり方を探る。ジョン・ラスキンは言う。「進歩がうまれるのは、多様性の中の選択からであって、画一性を保持するからではない」

クリエイティブ・コミュニティ・デザイン ─ 関わり、つくり、巻き込もう ─
紫牟 田伸子+編集部 編
●フィルムアート社(2012年/1,700円+税)

(初出:2014年春 サリュ・スピリチュアルVol.8)

書影

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大蓮寺住職、應典院代表

秋田 光彦

1955年大阪市生まれ。

明治大学文学部演劇学科卒業後、東京の情報誌「ぴあ」に入社し、主に映画祭の企画・宣伝を担当。退社後、映画制作会社を設立、1997年に劇場型寺院應典院を再建。

以後10数年間にわたって、市民、コミュニティ、地域資源のあり方を具体的に提案し、実践し、市民活動や若者の芸術活動を支援してきた。また、人生の末期を支援するエンディングサポートをNPOと協働して取り組むなど、「協働」と「対話」の新しい地域教育にかかわる。パドマ幼稚園園長、総合幼児教育研究会代表理事、相愛大学客員教授など兼務。まちづくりからコミュニティシネマまで活動範囲は幅広い。